現在の教育(自宅での子育てを含む)は、学力ばかりに注目して成績を上げることに熱心で、心を磨く情操教育、社会教育がなくなってきていることに私たちは大きな疑問を感じています。情操教育に重要な場所であった家庭においても両親の共働きが増え、子どもが親と接する時間が滅少、1人で過ごす時間が多くなり、社会性を学ぶ為の規律が崩れ、心の知性を育み高めるための機会が失われています。
また子どもたちの体格が年々向上する一方で、体力は低下しています。文部科学省の体力調査によると、柔軟性や機敏性など10年前に比べて10%以上も体力や運動能力が低下し、子どもが生活習慣病を持つという深刻な状況も発生しています。
このような事態への対処として、私たちが行う体験教室の中の一つに、スノーケリングがあります。海での遊びであるスノーケリングを子どもたちに提供することによって精神面から「豊かな感受性の育成」、社会的には「集中力、好奇心の向上」。身体面ではスノーケルで水中において呼吸を行うことによる心肺機能の強化、フィンを使って泳ぐことによる下半身の強化、これらが基礎体力の向上に効果あるものとしても位置づけられ、ここに自然と接する事の重要性があると考えています。また、最近ではスノーケルが小児喘息にも大きな効果があるとして、医学的にも推奨されております。
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